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心室頻泊と心室細動ってなに?

心室頻泊と心室細動は、セットで説明したほうがわかりやすいです。

 

心室は心臓のポンプ活動を担当しています。

 

わずかでもポンプ活動が起こっている場合を「心室頻泊」
ポンプ活動がほとんど起こっておらず、
ほとんど全身に血液を送り出せない状態を「心室細動」
と呼んでいます。

 

心室頻泊から心室細動に進行する場合が多く、
この二つは同じカテゴリーで捉えられています。

 

心室頻泊の症状としては、血圧が低下するため、
めまい、ふらつき、失神などがあります。

 

心室細動の場合はさらに深刻で、
全身に送り出される血液の急激な減少によって、
脳への血液量が減少するため、意識の消失、転倒、
失禁などがあります。

 

10分を経過すると生存できることはまれであると考えられ、
突然死の原因となる、たいへん危険な不整脈です。

 

3〜5分以上の心停止で息を吹き返すことができた場合でも
脳障害が生じます。

 

ですが、2014年の秋に、
心停止後の復活患者に水素ガスを吸入させ、
脳障害を改善する効果を発見したという新たな治療法があります。

 

水素水や水素サプリ、水素入浴剤、水素吸入が蘇りに良い
と言われ、医学の分野でもさらなる期待がされていますね。

原因は?

それでは先に、心室頻泊の原因と治療について見ていきましょう。

 

心室頻泊は、もともと心臓に心筋梗塞や
心筋症などの病気があって起こる場合と、
心臓にはっきりした病気がなくても起こる場合があります。

 

治療としては、抗不整脈薬の服用、
植え込み型除細動器による治療などがあります。

 

原因となる心臓病がある場合は、それに対する治療が必要です。

 

次に、心室細動の原因と治療については、
急性心筋梗塞や心不全の進行によって起こったり、
電解質の異常から起こることがあります。

 

また、抗不整脈薬やその他の薬によって、
心室細動が生じやすくなることもあります。

 

このような誘因のない場合でも、突然、
心室細動が生じることもあり、いまだに不明点の多い不整脈です。

 

心室細動が起こった場合は、
直ちにAED(自動体外式除細動器)を使用します。

AED

胸部に直流電気ショック通電を行うと、心室細動は止みます。

 

適切な治療を行わないと、
3〜5分で脳死になる可能性が高いため、
AEDがすぐに使用できない場合は、心臓マッサージを行います。

心臓マッサージ

蘇生の成功率が上がり、脳後遺症の発生率を下げることが可能。

 

心室頻泊、心室細動を持つ方はすでに病院に受診し、
診断されているはずですので、必ず主治医の意見に従いましょう。

非持続性心室頻泊とは?

健康診断などの所見で、心室頻泊の前に
「非持続性」という言葉がついている場合があります。

 

これは、心室頻泊が30秒以内に自然停止する場合を
非持続性心室頻泊といいます。

 

(30秒以上持続する場合や、30秒以内に危険な症状が現れ、
緊急治療が必要な場合は、「持続性心室頻泊」に分類されます。)

 

この非持続性心室頻泊は持続しないので、
そのまますぐに突然死に至る危険な不整脈とは言えません。

 

ほかに心臓病がなく、自覚症状もなければ、
心配のない場合が多いです。

 

でも、ほかに心臓病があったり、めまいなどの自覚症状がある
という場合は、治療が必要な場合があります。

 

治療が必要か必要でないか、自分で判断することは危険です。

 

健康診断などで、持続性心室頻泊が見つかった場合は、
すぐに専門医に相談しましょう。

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