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WPW症候群ってなに?

WPW症候群とは、
ウォルフ(Wolff)、パーキンソン(Parkinson)、ホワイト(White)
の3人の医師によって発見された生まれつきの心電図の異常のこと。

 

WPW症候群の心電図の異常を持つ人すべてが、
不整脈を起こすわけではありません。

 

全く不整脈が起こらない人もいますが、
「心房細動」や「上室頻泊」を合併することが多いため、
一般的に不整脈のカテゴリーに入れられています。

 

症状は全くない場合も多く、これまでの調査では
WPW症候群と診断された人の約50%が無症状であるという結果で
残りの約50%は動悸などの症状を起こしたことがあるという結果に。

 

自覚症状がある場合は、
上室頻泊か心房細動を持っている可能性が高くなります。

 

このうち心房細動を持っている頻度は1%未満ではありますが、
まれに突然死を引き起こす可能性がありたいへん危険です。

 

上室頻泊では生命の危険はありませんが、
発作の時間が長時間なことも少なくないので、
その場合、日常生活の妨げになる場合がほとんどです。

 

自覚症状がある場合は、速やかに医師に相談しましょう。

原因は?

WPW症候群の原因としては、
通常は心房と心室は1本の電気経路でつながっているのですが、
WPW症候群の人の場合、電気経路が余分にもう1本あり、
合わせて2本あるのです。

 

この場合、1本の電気経路で心房から心室へ
伝わった電気信号が、もう1本の電気経路を通って、
心室から心房へ逆戻りするということが起こります。

 

それが繰り返し起こると、頻脈になるのです。

 

治療についてですが、
無症状の場合は生命にかかわることはないため、
治療は不要です。

 

治療は、頻泊発作の治療と根治治療に分かれます。

 

頻泊発作の治療は薬による治療が主体で、
不整脈が起こらないように一生薬を服用しなければなりません。

 

最近では、カテーテルによって、
余分なもう1本の電気経路を焼き切るという、
カテーテルアブレーションで根治することが標準的な治療法です。

 

無症状の人でも、
将来不整脈を起こす可能性がゼロではないので、
運動競技を専門的にやる人や、
パイロットなど特殊な職業を目指す人は、
カテーテルアブレーションを行うことがあります。

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